純度の刻印
数字が示すのは千分率の貴金属含有量
925、750、585は測定値であり、製品コードではありません。いずれも千分率で純度を示す刻印(millesimal fineness mark)です。London Assay Officeは、この数字表記が英国で1999年から義務化されていること、そして品物に含まれる貴金属の量を千分率で示すものであることを記録しています。
千分率で表された割合
作品に刻まれた数字は、千分率で純度を示す刻印(millesimal fineness mark)です。London Assay Officeは原文(英語)で「This numerical format was made compulsory in 1999 and shows the precious metal content of the article, expressed in parts per thousand.」と述べています。義務化されているのは英国においてです。2026年8月19日に読んだページは他国の要件を記述しておらず、ここに書かれていることを、肯定の向きにも否定の向きにも、他国についての主張として読むべきではありません。
この数値は千分率で表されるため、量ではなく比率です。750は、金属のうちどれだけが貴金属かを述べるものであり、金属がどれだけあるかを述べるものではありません。
Assay Office Birminghamは、ある数値の読み方を平易な言葉で示しています。原文(英語)は「if you see 925 inside a ring, it means the piece contains 92.5% silver, confirming it's Sterling Silver.」です。公式訳ではありませんが、リングの内側に925とあれば銀を92.5%含み、スターリングシルバーであることが確かめられる、という内容です。
完全なホールマークがいくつの構成要素を含み、そのうちどれが必須なのかは別のページで扱っており、ここでの主題ではありません。
0から1000の尺度と、法令が基準に結び付ける数字
The Goldsmiths' Companyは、この刻印が同時に果たす二つの役割を、原文(英語)で「The Millesimal Fineness Mark supplies more information, telling you both which precious metal an item is made from and how pure it is on a rating from 0–1000.」と述べています。公式訳ではありませんが、内容は、どの貴金属でできているかと、その尺度でどれだけ純度が高いかを、この刻印が同時に伝えるというものです。
どの数字がどの基準に属するかを定めているのは英国の法令です。Hallmarking Act 1973のSchedule 2, Part Iは、純度基準750の金に標準刻印「The figures 750」を、925の銀に「The figures 925」を、950のプラチナに「The figures 950」を対応させています。
ここで引用しているのはこの3行です。英国で認められている純度刻印の完全な一覧は、このページには載せていません。そうした一覧を掲げる検定所のページは、それを画像として示しており、引用できる文章ではないからです。
英国の法令が定める金位と千分率
以下の対応は、legislation.gov.ukで公開されているHallmarking Act 1973のSchedule 1, Part IIIの表であり、2026年8月19日に読みました。法令から引いているのは、そこでは文章として現れるからです。検定所のページは同じ対応を画像の中に載せています。以下の行がここで引用しているすべてであり、そこから他の金位を推し量ることはしていません。
| 金位(K数) | 表が示す純度基準 |
|---|---|
| 9 | 千分の375 |
| 12 | 千分の500 |
| 14 | 千分の585 |
| 15 | 千分の625 |
| 18 | 千分の750 |
| 22 | 千分の916.6 |
純度の数値が、書かれている以上に読まれてしまう場面
以下の各行は、記録が支持していない読み方と、記録が実際に述べている内容とを並べたものです。
英国の法定表が、別の国の規則に向けて書かれた説明文に持ち込まれます。
表を引くところでは英国と明示してください。ここで読んだ資料は他の制度を扱っておらず、その沈黙は他の制度についての言明でもありません。
表に載っていない金位が、行の並びから推し量られます。
表に載っているのは9、12、14、15、18、22の金位です。このページはそこに行を足さず、表の外の金位の対応も述べません。
刻印が、作品が本物であることを決めるものとして購入者に示されます。
記録は刻印が何を示すかを述べているだけで、刻印を判定する手順は含んでいません。その問いはこのページでは決着しません。
数値が、作品にどれだけ金属が入っているかを述べたものとして読まれます。
これは割合であり、千分率で表した貴金属の含有量です。記録はそこに重量を結び付けていません。
このページが扱わない問い
数字の意味を述べることがこのページの仕事のすべてです。次の事柄はその外にあります。
- 完全なホールマークの構成と、そのうちどれが必須なのか。別のページで扱います。
- 刻印の中の頭文字が誰のものか。
- 刻印がまったくない本物の作品。
- 英国外の購入者に向けて、金属の説明をどう書くべきか。
- 英国で認められている純度刻印の完全な一覧。検定所のページはそれを画像として示しています。
- 法定表から引用した行を超える金位の対応。
- 英国以外の国。資料はどの国も記述していないため、このページはそれらについて何も述べません。
よくある質問
ジュエリーの内側に刻印された3桁の数字は何を意味しますか?
千分率で純度を示す刻印です。London Assay Officeは、この数字表記について原文(英語)で「was made compulsory in 1999 and shows the precious metal content of the article, expressed in parts per thousand」と述べています。これは英国の要件であり、英国の資料が記述しているものです。
この数字はどの尺度のものですか?
0から1000の尺度です。The Goldsmiths' Companyは、英国のホールマーク制度について述べる中で、千分率の純度刻印が、品物がどの貴金属でできているかと、0から1000の尺度でどれだけ純度が高いかの両方を伝えると記しています。
585はどの金位に対応しますか?
14金です。英国の法令であるHallmarking Act 1973のSchedule 1, Part IIIの表は、9金を千分の375、12金を500、14金を585、15金を625、18金を750、22金を916.6に対応させています。この対応は法令からの引用であり、検定所のページからではありません。
この数字は作品の価値を教えてくれますか?
いいえ。示すのは千分率での貴金属の含有量です。このページには価格・評価額・再販価格の記述はなく、純度の数値を真贋・重量・原産の証明として示してもいません。