撮影ガイド
実写と生成画像を1つの商品ページに混ぜる
判断はふつう1枚ずつ下されます。この加工した画像は公開してよいか、と。けれども1枚だけを見ている人はいません。見られているのは商品ページであり、実際に結果を左右する問いは、どの枠にどの種類の画像が入るか、そしてどの枠には手を加えないと前もって決めておくかです。
単位は写真ではなく商品ページです
加工した画像を1枚だけ取り出して問えば、答えははっきりします。その画像が作品を正確に表しているか、していないか。この問いには答えられますが、それでもなお問い方が違います。実際にその成果物が受け取られるのは1枚単位ではないからです。画像は1つの商品ページに並んで置かれ、購入者が作品について抱くことになる印象は、その全部から同時に組み立てられます。
そこで来歴の意味が変わります。来歴はファイル1つの属性であることをやめ、一式の属性になります。加工していない撮影が1枚含まれていれば、一式はその1枚に照らして読めます。ほかの画像はすべてその1枚に対して説明がつくかを問われ、食い違いがあれば目に見えます。すべての画像が何かしらの処理を通っている一式には、照らし合わせる相手が中にありません。個々の段階がその時点では妥当だったとしても、それは助けになりません。
ですから決めるべきことは、生成画像が商品ページに入ってよいかどうかではありません。どの枠にどの種類の画像を置くか、そしてその前に、どの枠を最初から一切加工しないと決めておくかです。
処理ごとに失われるものが違います
ここで関わる処理のうち3つは、このサイトの別のページで扱っています。ここで役に立つのはその内容を繰り返すことではなく、それぞれが何を取り去るかを控えておくことです。取り去られたものが、残りの画像が引き受けなければならない問いを決めるからです。
生成画像は、自分で選んだのではなく上流で決まった出力サイズで返ってきます。生成画像の解像度についてのページが、高画質化で変わることと変わらないことと合わせてこれを扱っています。切り抜き画像は背景が透過した状態で手元に来て、マーケットプレイスがファイルを受け付ける前に、面と合成しておく必要があります。切り抜き画像が商品画像ではない理由はEtsy向けのページが扱っています。合成そのものは一方向にしか進まず、合成後のファイルが元のファイルに戻れない理由は複数チャネル向けのページが扱っています。
どれもこれらの画像を失格にするものではありません。ただし、それぞれ答えられる範囲が狭まっています。生成画像はレンダリングされたサイズを超えて拡大できませんし、合成済みの切り抜き画像には、作品が実際に何の上に置かれていたかの記録がもう残っていません。各画像がもう示せなくなったことを書き出してみると、一式に空白が現れます。その空白を埋めるのが、加工していない1枚です。
手を加えないと決めておく1枚
始める前に枠を1つ確保します。実際には、自分で撮影し、アップロード用に用意したファイルからではなく元のファイルから書き出し、そのまま置いておく1枚です。切り抜きも、面の差し替えも、生成もしません。
一式の中でいちばん良い写真である必要はありませんし、見栄えで選ぶものでもありません。選ぶ基準は、その1枚がまだ保持しているものです。カメラが記録したままの作品、実際に置かれていた面、カメラが出力したままのサイズ。ほかの画像が形、比率、仕上げについて示していることは、すべてこの1つのファイルに照らして確かめられます。
これは気づくような間違いとしてではなく、引き算として起こります。いちばんきれいな1枚は切り抜く価値があるので、切り抜かれます。合成して書き出したファイルはいまアップロードしたファイルなので、元のファイルに上書き保存されます。どちらもその場では間違って見えず、終わってみると一式の中に基準が残っていません。
カテゴリーごとに、アプリへ何が指示されるか
生成画像は指示から生まれますが、その指示はカテゴリーごとに同じではありません。指示に何が含まれているかを知っていることが、生成画像に、ただ埋まるだけの枠ではなく実際に満たせる枠を割り当てられる条件です。
アプリはカテゴリー単位で動きます。リング、ブレスレット、ネックレス、ピアス・イヤリングで、それぞれが着用部位に結び付いています。手元、手首、首元、耳元です。ネックレスの指示は首元と胸の上部の両方を含みます。接写が指示されるのはリングとブレスレットで、ネックレスやピアス・イヤリングでは、接写の1枚は自分のカメラで埋める枠になります。片方かペアかの扱いを含むのはピアス・イヤリングの指示で、ペアとして出品する作品はペアのままであるように指示されます。カテゴリーを通じて、作品を反転させたり複製したりしないこと、開口部、コマ、留め具をそのまま保つことも指示されます。
全体を通して「指示される」という言い方が正確です。アプリが送るのは指示であって、返ってくる画像についての保証ではありません。だからこそ出力は、受け入れるものではなく確かめるものになります。結果画面にはそのための報告の導線があり、理由には「商品の変化」「宝石の数」「地金の色」「人体・構造」などが並びます。
枠の割り当て
アップロードを始める前に、一式全体をひと通り見直します。
- 枠の1つを、元の撮影から書き出した加工なしの1枚に割り当てている。
- 2つの枠が作品について同じ問いに答えていない。
- モデル着用画像が、カテゴリーに結び付いた部位を写している(手元、手首、首元、耳元のいずれか)。
- ネックレスとピアス・イヤリングでは、接写の1枚が自分のカメラから出ている。
- 開口部、コマ、留め具が加工なしの1枚と一致し、どの画像でもペアがペアのままである。
- 加工なしの1枚と食い違う画像は、調整するのではなく差し替えている。
このページで扱わないこと
- 生成画像に関するマーケットプレイスの方針と、その開示のしかた。これはプラットフォーム側の規則作りであり、変わるものです。ここに書かれていることを、どのプラットフォームの立場を示すものとして読むべきではありません。
- 数値。ピクセル寸法、ファイルサイズの上限、出力サイズはこのページに登場しません。これらの数値を扱うページが、出典と合わせて載せています。
- 特定の出力が作品に忠実かどうか。特徴の保持は指示されるものであって約束されるものではなく、1つの出力を確かめる作業は、一式全体で枠を割り当てる作業とは別の仕事です。
- 加工なしの1枚をどう撮るか。面の選び方やカテゴリー別の撮影は、それを扱うガイドが担当します。
- 購入者が何を結論づけるか。このページは一式で何を確かめられるかについてのもので、それに対する誰かの反応についてのものではありません。
よくある質問
実写とAI生成画像を同じ商品ページに混ぜてもよいですか?
考える単位は1枚の写真ではなく一式です。商品ページは一度にまとめて示されるため、その一式で何を確かめられるかは、いちばん加工の少ない1枚が決めます。つまり混在が問題になるのは、一式の中に加工されていないものが1つも残っていない場合です。枠を1つ、加工なしの撮影のために確保すれば、残りは判断ではなく割り当ての問題になります。生成画像に関するプラットフォームの方針と開示については別の話であり、ここでは扱いません。
商品ページのどの画像を加工しないままにすべきですか?
自分で撮影し、元の撮影から書き出し、切り抜きも面の差し替えも生成も適用していない1枚です。見栄えではなく、まだ何を含んでいるかで選びます。カメラが記録したままの作品と、実際に置かれていた面です。ほかの画像を照らし合わせられるのは、その1枚です。
背景を削除した切り抜き画像は、加工していない写真に数えられますか?
数えられません。背景を削除すると透過したファイルになり、マーケットプレイスが受け付ける前に面と合成する必要があります。そしてその合成は逆方向には進みません。どちらの仕組みも、それぞれを扱う2つのページが詳しく説明しています。切り抜き画像は、作品が何の上に置かれていたかの記録をすでに失っているため、基準となる1枚にはなれません。
生成画像が自分の写真と違う見え方で作品を写している場合はどうすればよいですか?
説明に合うまで調整するのではなく、通らなかった1枚として差し替えます。特徴の保持は指示されるものであって約束されるものではないため、加工なしの1枚との食い違いが、これを捕まえる想定どおりの方法です。結果画面には報告の導線があり、理由には「商品の変化」「宝石の数」「地金の色」「人体・構造」が並びます。